山形市の複合商業施設セブンプラザ(山形市七日町2)の3階に、レンタルオフィス・レンタルスペース「セブンオフィス」がオープンして3カ月がたった。
中心商店街に若者を呼び、にぎわいを取り戻そうと今年5月にオープン。同施設には、学生が自習したり、起業を目指すビジネスマンがレンタルできるブースが全部で23ブース並ぶ。ブースは2坪の学習スペースタイプや、4坪ドア付きのビジネスタイプなど5タイプ。レンタルの方法は1時間ごと、1日ごと、1カ月ごとの3種類で、現在、ビジネス用で5ブース、個人で1ブースが1カ月ごとのレンタル契約で利用している。料金は、2坪タイプ=1時間1人100円、4坪ドア付きタイプ(1日)=一般2,000円など。Wi-Fi環境や冷暖房、コピー機やウオーターサーバーなどの設備もそろえる。
中心商店街のメーンスポットの一つであるセブンプラザは近年、館内の空洞化が進み来客が減少している。これに危機感を覚えた同オフィス代表の工藤ひとみさんは、若者が気軽に街なかやセブンプラザに足を運べる環境を整えようと開業を決意した。若手ビジネスマンへのサポートのほか、市内の学生への支援も目指す。「利用してくれている学生と協力して、中心街を盛り上げるために何ができるかを試行錯誤している。学生のセブンプラザの利用を増やして、大学と中心街をつなぐ夜間バスの運行などの案も挙がった」と工藤さん。「起業を目指す人はもちろん、学生たちが自習したり、自分の作った作品を展示・販売できたりする場所を提供し支援していきたい」と意気込む。
利用時間は10時30分~19時30分。