蔵王半郷に編み物作家、栂瀬(とがせ)真さんの工房兼ショップ「栂瀬商店」(山形市蔵王半郷)がオープンして1年がたった。
オープンは昨年10月。作品の制作やイベント出展などで、なかなか店を開くことができない日が続いたが、最近では体制を整え品ぞろえも充実してきたという。ショップでは自身のニット作品やオリジナル毛糸を並べるほか、版画作家の鳥谷部英里子さんのポストカードや、Atelier hibikiの陶磁器作品など、栂瀬さんがセレクトした作家の商品も扱う。
店の半分は栂瀬さんの制作工房になっており、日中はここで作業していることがほとんど。定期的に工房を開放し、さまざまなイベントも企画している。前回好評を得たのは、「漢字の『こざとへん』を編む」というワークショップ。漢字ならではの「とめ」「はね」の微妙な曲線や角を編み物で表現してみるというユニークなアイデアで参加者を楽しませた。
イベント以外にも、編み物を習いたい人向けの編み物教室も常時開講。決まったカリキュラムはなく、その人のレベルや編みたいものによって柔軟に対応する。編み物教室は1人から予約が可能。料金は2時間2,000円で、開催日時は要相談。「今後もさまざまなイベントを企画して、たくさんの人に編み物の楽しさを知ってほしい」と栂瀬さん。
営業時間は14時~18時。3台分の駐車場有り。