山形の七日町シネマ通りで6月20日、「オクトーバーフェスト」が開催された。主催は旭銀座のれん会。

12種類のドイツビールなどが販売された。

　毎年10月に開催されてきた同イベントは今回で3回目。昨年までの好評を受け、今年から年2回の開催となった。同市で「日本一のさくらんぼ祭り」が6月に開催されるため、毎年6月と10月に開く。

　小雨の降りしきるあいにくの天候だったが、12種類のドイツビールやドイツソーセージなどが販売され、多くの市民が詰め掛けた。今回は佐藤牛肉店とパン店「シャルマン」がコラボした「旭銀座ドッグ」も200食限定で販売。約50センチという特大サイズで、購入客を驚かせていた。

　同会に加盟する5店舗もブースを構え、牛肉玉コンニャクや鶏肉のトマト煮込みなどを販売。洗濯板で音楽を奏でる「ケチョンケチョンジャグバンド」などがステージを盛り上げた。市内から訪れた松本さんは「雨よりもビール。初めて来てみたが、ドイツの雰囲気を食で味わえるのでとても楽しい」と話していた。

　同会理事長の太田恒夫さんは「さくらんぼ祭りとの相乗効果で、例年よりも多くのお客さまにお越しいただき感謝。他の地域で行われているオクトーバーフェストのように、この時期はこの祭りというイメージを市民の方々に持っていただければ」と意欲を見せる。