山形・本町の街中に無料休憩スペース「つどいのスペースぐるっぽ」(山形市本町1)がオープンして4カ月がたった。山形県街なか交流促進事業の一環として来年2月まで期間限定で開放している。
広さは約9坪で、10席ほどを用意。街の案内所として県内各所のイベントのチラシやポスターを並べるほか、中心商店街や県内の観光情報を発信している。チラシやポスターの設置は無料で受け付けている。表現や交流の場として、一般者参加型のイベントを定期的に開催。事前に予約すれば、無料のレンタルスペースとしても利用でき、ミニライブや作品展示、ワークショップスペースとしても活用できる。物品販売も可能で、最近では山形県立置賜農業高等学校の生徒が中心となった「紅大豆本舗」が、特産の紅大豆を使ったスイーツや農産物、加工品などを定期的に販売している。
プロジェクターの貸し出しも行っており、自主制作映画の上映やプレゼンテーションなど活用の幅は広い。催し物がない場合でも休憩スペースとして常時開放しており、買い物でちょっと疲れたときや、外で買った弁当を食べたいとき、子どもに休憩させたいときなど、気軽に立ち寄れる空間として利用されている。
「飲食店に入れば何か買わなければいけないし長居ができない。ぐるっぽは持ち込みOKの憩いのスペース。イベント、休憩、学習など、気軽にいろいろな方に活用してほしい」とスタッフの石川智恵子さん。
開放時間は10時~17時。水曜定休。