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山形在住イラストレーターが「ずぼらレシピ集」刊行 ツイッターで話題に

山形在住のイラストレーター杏耶さんが描くレシピ本「あやぶた食堂」

山形在住のイラストレーター杏耶さんが描くレシピ本「あやぶた食堂」

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 山形市在住のイラストレーター杏耶(あや)さんが4月24日、料理レシピ本「あやぶた食堂」を刊行した。出版元は宝島社(東京都千代田区)。

簡単レシピをイラストで紹介

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 杏耶さんは山形市在住のイラストレーター。幼い頃から漫画家になりたいとの夢を持ち、宮城県の美術系専門学校を卒業。2014年1月から本格的にイラストレーター活動を始めたという。同年7月、友人から「レシピを教えてほしい」と言われたことをきっかけに、イラスト付きレシピをツイッターにアップしたところ、予想以上の反響があったという。

 それ以降、定期的に料理レシピをツイッター上に投稿し、徐々にファンを増やしていった。現在のフォロワーは2万人を超える。レシピ投稿を初めた半年後、ツイッターを見た出版編集者から声が掛かり同書の発刊に至った。

 「料理は好きだが、面倒くさいことは嫌い」と話す杏耶さんのレシピは全て、家庭の冷蔵庫にある食材と、ごく普通の調理器具だけで作る「ずぼらレシピ」。「『簡単』と書いてあるレシピでも、それは料理が得意な人にとっての『簡単』なことが多い。簡単なレシピの中の面倒な行程をさらに削って、私流のレシピにしている」と杏耶さん。

 掲載レシピは、ツイッター投稿のきっかけとなった「大根ギョーザ」をはじめ、サバ缶で作ったハンバーグ「サバーグ」、炊飯器で作る「トマトチーズのミルフィーユキャベツ」など全84種類。おかずや酒のつまみ、スイーツなどの簡単レシピを、杏耶さんのイラストを交え、ツイッターのフォロワーが実際に作って投稿した写真と共に紹介する。同書ではツイッターやホームページ未公開のレシピ38種も収録する。

 杏耶さんは「これからも継続してレシピを更新していきたい。山形のことが大好きなので、今後は廃棄されてしまうサクランボを使ったレシピや、山形の飲食店とコラボしたレシピも考案していけたら」と意気込む。

価格は1,058円。全国書店で販売している。

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