山形に家具ギャラリー「土澤木工」 夫婦二人三脚で家具と暮らし方提案

家具職人の土澤修次郎さん(右)と、妻の潮さん(左)

家具職人の土澤修次郎さん(右)と、妻の潮さん(左)

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 「無垢材家具工房 土澤木工」(上山市金生字山根)に5月4日、家具ギャラリーがオープンした。

無垢材の家具が並ぶギャラリー

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 同社主宰で家具職人の土澤修次郎さんが作る無垢材のスツールやテーブル、棚などを展示する同ギャラリー。

 「あまり奇抜なものではなく、長く愛用してもらえる、堅牢(けんろう)で美しい家具を目指している」と土澤さん。昔の和家具の要素をミックスしたオリジナル家具と、客の要望に合わせて作るオーダー家具の製造を手掛ける。

 米沢市出身の修次郎さんと、山形市出身の妻、潮さんは共に東北芸術工科大学の卒業生。卒業後に都内で約8年間、什器製造の仕事をしていた修次郎さんは、次第に「無垢材で家具を作りたい」と考えるようになり、長野県の職業訓練校で家具製造を学び、2014年に同じく都内のデザイン事務所で働いていた潮さんと共に山形に戻り「土澤木工」を立ち上げた。グラフィックデザイナーの潮さんは、自身の仕事の傍ら、接客や広報の面で修次郎さんを支えている。

 ギャラリーは知人の手を借りながら手作りで完成させた。土澤さんは「古いものや作家の作る器も好きなので、季節ごとに企画展やワークショップなども開いていきたい。土澤木工の家具と一緒に『暮らし方の提案』もできれば」と話す。

 ギャラリーは予約制でオープンする。 問い合わせは土澤木工(TEL 090-4635-3107)まで。

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