山形・調理科高校生が「感謝の会」 親への感謝を手料理で

両親のために作った料理を取り分ける生徒

両親のために作った料理を取り分ける生徒

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 山形学院高校(山形市香澄町3)で12月17日、食物調理科の3年生105人が親へ料理を振る舞う「感謝の会」が行われた。

和食、洋食、中華、豪華料理が並ぶ

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 今年で16回目となる同会。生徒たちはクラスごとに日本料理・西洋料理・中国料理からテーマを選び、3年間で学んだ調理技術を活かし、日頃の感謝の意味を込め家族に料理を提供した。

 生徒の一人は「お父さんが喜んで食べてくれたのがうれしかった。ここまで成長できたのもお父さんとお母さんが一生懸命働き、僕を学校に行かせてくれたから。成長したところをぜひ見せたかった」と胸を張る。

 家族は子どもたちの成長に目を細めながら色とりどりの料理に舌鼓を打った。同会の最後には、生徒が授業の一環で作った平清水焼の皿やコーヒーカップを手渡したほか、家族への感謝の気持ちをつづった生徒代表の手紙の朗読で締めくくった。

 食物調理科担当教諭は「調理技術の成長もさることながら、人間として感謝や命を慈しむ心の成長も表現したかった。生徒たちの成長があるのもご家族のおかげ。感謝の気持ちを思いながら準備してきたと思う」と話す。

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