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山形のフリーペーパーが200号 編集部での米作りもスタート

表紙の「げそ男」と同じポーズをする大風亨社長(前列右)と編集部の皆さん

表紙の「げそ男」と同じポーズをする大風亨社長(前列右)と編集部の皆さん

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 大風印刷(山形市蔵王松ケ丘1)が毎月5日に発行しているフリーペーパー「gatta!(ガッタ)」が5月5日、200号を迎えた。

5月5日に発行した「gatta!」の200号

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 2004(平成16)年に創刊した同誌。山形にゆかりや関心のある人を対象に、山形の人やモノ、街、文化などを本質から見直すきっかけにしてもらうことを目的に発行している。2017(平成29)年には、一般社団法人日本地域情報振興協会が主催する「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」で大賞に選ばれた。

 同誌の創刊から携わる眞木薫編集長は「『暮らしていて居心地がいい』とか、物質的な豊かさとは違う側面から、山形の魅力を伝えていける媒体を目指してきた」と話す。200号の特集「ふりかえり、その先へ。」では、これまでに同誌が取材した店舗や人を再取材し、現在までの軌跡を辿ったほか、同誌の表紙を飾った子どもたちの現在の姿を掲載しインタビューしている。

 眞木編集長は「今回、誌面に登場していただいた元表紙モデルの2人はどちらも20歳前後だが、『山形が好き。このまま住み続けたい』と言ってくれた。私たちが発信し続けてきたことが伝わっているのだと感じとてもうれしかった」と笑顔を見せる。

 200号の発行を機に編集部スタッフがプロの指導やサポートの元、米作りに取り組む新プロジェクト「ガッタンボ」もスタートする。眞木編集長は「山形の本質に関わることができないかと考えた。米作りに関わらせていただくことで、今以上に、山形を肌感覚で知りたいと思っている」と説明する。

 今後の展望について、同社の大風亨社長は「『山形は田舎でかっこ悪い』と思っている人もいるかもしれないが、山形にも誇りに思えることがたくさんあるということを伝えたいと思い続けてきた。進化し、成長しながら、これまで以上に幅広い世代の方に山形の魅力を伝えていきたい」と話す。

 サイズはAB判、オールカラーで200号は28ページ。県内の公共施設や飲食店、金融機関窓口、ガソリンスタンドなどで配布しているほか、定期購読(12カ月=1,650円、送料・手数料)も受け付ける。問い合わせは同社営業企画事業部ガッタハウス(TEL.023-631-5579)まで。

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