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山形駅裏に小さな和菓子店 あんこから手作りのもなかも

製造から販売までを一人で担う、代表の田中美海(よしみ)さん

製造から販売までを一人で担う、代表の田中美海(よしみ)さん

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 山形駅西口から徒歩10分の場所に4月18日、和菓子店「甘果(かんか)」(山形市双葉町2)がグランドオープンする。

小さな和菓子店「甘果」

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 入り口を入るとすぐにカウンターが一つあるだけの小さな店内。カウンターの上には、店名が刻印された「甘果もなか」(6個入り900円)や、上生菓子2種セット(600円)など、その日に販売される和菓子が置かれている。

 製造から販売までを一人で担う代表の田中美海(よしみ)さんは、東北芸術工科大学出身。大学卒業後、都内の菓子専門学校で学びながら老舗の和菓子店に2年間勤務、その後関西の和菓子店でも5年ほど修業を積んだという。

 「大学卒業間近に、就職が決まらず、自分の生き方を考えたときに『自分の作ったものでご飯を食べていきたい』と思い、小さい頃からなりたかったものの一つ『和菓子職人』にたどり着いた」と田中さん。

 和菓子は素材から手作りで、もなかのあんこは小豆を煮た後、一晩蜜を含ませじっくり炊き上げるなど、丁寧に仕上げているという。

 「環境面についても気にかけている」という田中さん。和菓子の包装はビニールやプラスチック容器をなるべく使わず、簡易包装を心がけているほか、傷ものの果物などを活用した和菓子作りにも、今後挑戦する予定だという。

 田中さんは「昔から地域活性化に加わりたいという思いがあった。山形で路面店を出すことで、街を歩く人が増えるような、街の『要素』の一つになれれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~17時。売り切れ次第終了。木曜・金曜・土曜定休。

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