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家で楽しむアートキット 山形にゆかりのあるクリエーターらが企画

アートキット「POSTじゃあにぃ」

アートキット「POSTじゃあにぃ」

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 山形県出身の絵本作家・荒井良二さんらが企画したアートキット「POSTじゃあにぃ」を現在、田宮印刷グループ(山形市立谷川3)が販売している。

絵本作家の荒井良二さん

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 アートキット「POSTじゃあにぃ」は、新型コロナウイルスの影響で自宅にいることが多くなった子どもたちに楽しんでもらおうと、2年に1度行われる芸術祭「山形ビエンナーレ」に関わるクリエーターらで企画。田宮印刷とデザイン制作などを手掛けるグループ会社のフロットが販売に協力している。12月20日に発売した。

 A4サイズの蝋(ろう)引きの封筒で、5種類のキットが自宅に届く。荒井さんが山形で描き下ろした「いったことのない たびにでよう」は、大都会のアパートや遊牧民のテントなど、異なる5つの場所の風景が描かれたすごろく絵本。A2サイズの16ページで、オリジナルのすごろくを作ることができる白紙のページも設けられている。

 そのほか、絵本作家のミロコマチコさんが手掛けた、目やしっぽ、角など体の一部だけが描かれた紙に、絵の続きを描き、空想の生き物を完成させる「いきもののけはいがしてきたぞ」や、アートディレクターの宮本武典さんによるスクラッチを削り出たお題に沿って絵を描くアートレッスン「#今日なに描く?」などがセットになっている。

 荒井さんは「コロナ禍の冬で、子どもと大人が一緒に過ごす長いステイホーム。せっかくの時間、普段とはちょっと違った遊びや学びを、親子や仲間で楽しんでほしいと思い作った。楽しむだけではなく、気付きを得たり考えたりしてもらえればうれしい」とコメントを寄せる。

 田宮印刷の齋藤健課長は「大人も子どもも不安が絶えない毎日を送っていると思う。POSTじゃあにぃが、家族のコミュニケーションを育み、笑顔になるきっかけになれば」と話す。

 価格は1セット4,950円(送料込み)。注文や問い合わせはホームページで受け付けるほか、とんがりビル(山形市七日町2)でも販売する。

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