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山形の映画文化を振り返る特別展 映画祭30周年を記念して

認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭の成田雄太さんと山形大学の佐藤琴准教授

認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭の成田雄太さんと山形大学の佐藤琴准教授

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「創造都市やまがた誕生までの120年」が5月20日、山形大学付属博物館(山形市小白川町1、TEL 023-628-4930)で始まった。主催は同館と山形文化遺産活用事業実行委員会。

手に取って読むことができる複製したリーフレット

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 2017(平成29)年にユネスコ創造都市ネットワークの映画部門に日本で初めて加盟した山形市と、映画文化の関わりを振り返る特別展。1989(平成元)年から2年に1度、今年で30周年を迎える「山形国際ドキュメンタリー映画祭」のプレイベントとして開かれている。

 全盛期には14館の映画館が営業していたという山形市街地。今回の展示では、山形市で映画が上映され始めた記録が残る1900(明治33)年ごろから現代に至るまでを、当時の写真や映画館で配布されていたパンフレットなど約70点を用いて紹介する。

 館内には、来場者が山形市の映画館での思い出を自由に記入できる掲示板を設けた。特別展の共催で、認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭の成田雄太さんは、「山形市の映画館の歴史をまとめた展示は、これまでなかったと思う。あらゆる年代の方が、自分にとって映画館とはどういうものなのかを振り返る機会にしてほしい」と話す。

 特別展の開催に合わせ、講演会「山形の映画文化の記憶をたどる」が6月4日、ゆうキャンパス・ステーション(山形市香澄町1)で行われる。講師は成田さんと同NPO理事で山形大学副学長の阿部宏慈さん。開催時間は17時30分~。事前申し込み不要。入場無料。

 開館時間は9時30分~17時。土曜・日曜休館。6月1日、2日は開館する(開館時間は11時~17時)。入場無料。6月21日まで。

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