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山形テルサで人形劇「河の童」 聴覚障がい者と健聴者による劇団が公演

実行委員長の黒沼久志さん(中央)と実行委員の皆さん

実行委員長の黒沼久志さん(中央)と実行委員の皆さん

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プロ人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」による公演「河の童(かわのわっぱ)」が5月18日、山形テルサ(山形市双葉町1)3階アプローズで開催される。

「デフ・パペットシアター・ひとみ」の公演「河の童」の様子

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 デフ・パペットシアター・ひとみは、テレビ番組「ひょっこりひょうたん島」で知られる人形劇団「ひとみ座」を母体に、1980(昭和55)年に結成したプロ人形劇団。劇団員は、山形県出身の榎本トオルさんら聴覚障がい者と健聴者により構成されている。

 「河の童」は、昨年初演の同劇団最新作で山形では初上演となる。火野葦平(あしへい)さんの小説「河童曼陀羅(かっぱまんだら)」を原作に、子どもたちと仲良く遊ぶカッパと、カッパを干ばつの原因と考え退治しようとする大人たちの物語。声と手話の2つの言語によって語られるせりふや、目で見て感じることもできるオリジナル楽器など、同劇団ならではの演出で上演される。

 山形公演の主催は、子育てに関わる大人と子どもの交流の場所を作ることを目的として2016年に結成した「交流創出グループark(アーク)」が中心となり立ち上げた実行委員会。実行委員長で山形大学准教授の黒沼久志さんは「年齢や性別、障がい、国籍に関係なく、いろいろな方に来てほしい。異なる人たちが同じ舞台を見て、同じ場面で笑ったり泣いたり、感情を共有できる空間にしたい」と話す。

 13時30分開場、14時開演。入場料は大人=2,000円、子ども(中学生まで)=1,000円、親子ペア=2,500円。当日券は各500円増し。問い合わせは交流創出グループark(TEL 090-2021-1468、FAX 023-631-0506)まで。

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