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山形でちびっこ相撲 東関部屋がトークショーと相撲を披露

力士にぶつかっていく子どもたち

力士にぶつかっていく子どもたち

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 山形市の霞城セントラル(山形市城南町1)で8月10日、「ちびっこ大相撲 霞城セントラル場所」が開催された。主催は山形駅西都(えきさいと)商店会。

振分親方、久々の土俵入り

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 子どもたちに相撲の楽しさを伝えるために同商店会が初めて企画。東関部屋が毎年夏に行っている小国町での合宿を前に訪れ、トークショーで会場を沸かせた。その後、地元園児と力士による「ちびっこ相撲」を開催。会場には多くの親子連れなどが詰め掛け、目の前に立つ親方や力士の迫力に驚いていた。

 トークショーでは東関親方(元・潮丸)と振分親方(元・高見盛)、若手力士の華王錦さんと高盛さんが子どもたちからの質問に回答。「どうしたら強くなれるか」との質問に、東関親方は「好き嫌いなくなんでも食べて稽古すること」と答えていた。

 「ちびっこ大相撲」では同市の白鳩、つばさ両保育園の年長児計63人が4~6人がかりで若手力士に挑んだ。最初は緊張したり怖がっていた園児たちも、周りの声援を受けると思い切り力士にぶつかっていた。挑戦した園児は「怖かったけど面白かった。お相撲さんみたいに強くなりたい」と振り返った。飛び入りで一般参加の渡邉伊基さんも挑戦したが、簡単に振り回され敗北。渡邉さんは「大人には容赦なかった。圧力とパワーが想像以上だった」と語った。最後には蔵王温泉のキャラクター「じゅっきーくん」と振分親方との取り組みも行われた。子どもたちの声援を受け見事じゅっきーくんが勝利すると、会場からは大きな拍手が送られていた。

 日頃から全国各地で復興支援や子どもたちとの交流、老人ホームへの慰問などを精力的に行っている同部屋。今回の同市訪問を終えて東関親方は「山形は自然も豊かで人も温かい。たくさんの人と触れ合って元気をもらった」と振り返り、「相撲ブームが再来している今、子どもたちに相撲の楽しさを伝えていけるよう、これからもさまざまなイベントを行っていきたい」と意気込んだ。

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